森の妖精

100字。日課。

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雨が降って松本楼。しとしとしとしと雨が降っていた。マラソン大会のかたわら花嫁さんを見た。緊張していたのか、昨晩は3時間も寝れなかった。何という情けないことだ。無事に終わってよかった。帰りのハイヤーは気づけば家に着いていた。ワープするというのはこういう感じなのかと思った。途中一回頭をごっちんさせたことだけを覚えている。おじいちゃんが倒れたためにおとうさんが来れないというアクシデントもあった。おじいちゃんは病院で手当てして無事だそうだ。人生というのはいろいろなことが起こる。窓の外に見えていたイチョウの木は樹齢500年だそうだ。どれだけ多くの洋装と和装を見てきたことだろう。子どもが大きくなって、大人になって、子どもの手を握り、結婚して、子どもができる。そうした断片がちらほら見えてくる。そんな日比谷公園は今日は雨。外はマラソンの歓声で包まれていた。最初は雨かと思ったがそれもいい思い出だ。みんな仲良くすることができればそれに越したことはない。

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これから毎日文章を書くことにしようと思う。自分はこれまでまったく何もしてこなかったので文章を書くということに慣れていない。そのくせ変な完璧主義の癖があって、書いては消し書いては消して、しまいには誰も理解できないような文章を書いてしまうのだ。だから文章を書くことを日課にするというのはとてもいいことだと思う。何文字ぐらいがいいかはよく分からないが最低限原稿用紙2枚分の400文字以上は書いてみようと思う。どうせ途中でだれて何も書かなくなるのは目に見えているが、文章を書く必要が出てきた今、何もしないよりも何かはしたほうがいい。ここまでで264文字か。もうすでに無理そうである。真面目なことを書かずに馬鹿なことを書いていれば意外に行数は埋まるかもしれない。何でこんな気持ちになったかというと部屋の掃除をして小学一年生のときの日記を見つけたからかもしれない。文章に善悪はないのだ。過去の自分の小さい手を思い浮かべるとそんな気持ちになる。