森の妖精

100字。日課。

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雨が降って松本楼。しとしとしとしと雨が降っていた。マラソン大会のかたわら花嫁さんを見た。緊張していたのか、昨晩は3時間も寝れなかった。何という情けないことだ。無事に終わってよかった。帰りのハイヤーは気づけば家に着いていた。ワープするというのはこういう感じなのかと思った。途中一回頭をごっちんさせたことだけを覚えている。おじいちゃんが倒れたためにおとうさんが来れないというアクシデントもあった。おじいちゃんは病院で手当てして無事だそうだ。人生というのはいろいろなことが起こる。窓の外に見えていたイチョウの木は樹齢500年だそうだ。どれだけ多くの洋装と和装を見てきたことだろう。子どもが大きくなって、大人になって、子どもの手を握り、結婚して、子どもができる。そうした断片がちらほら見えてくる。そんな日比谷公園は今日は雨。外はマラソンの歓声で包まれていた。最初は雨かと思ったがそれもいい思い出だ。みんな仲良くすることができればそれに越したことはない。